頭痛の種類と種類に合わせた優しい緩和方法

2023年6月16日2024年3月6日

気圧の変化や経年に伴って頭痛に悩まされること、きっと誰しもが経験したことがありますよね。

そんな頭痛から解放されるための慢性頭痛の種類と対処法をいくつか紹介します。

元気で健康な毎日を送るための手助けになれば幸いです！

頭痛とは

頭痛は、誰もが経験することがある症状です。慢性頭痛患者の多くは、長年にわたって頭痛に悩まされています。

頭痛には、高血圧や脳出血などの重篤な原因が考えられます。また、まれに脳腫瘍が原因となることもあります。しかし、これらの原因がないとわかった頭痛のうち、大半は以下のいずれかに分類されるんです。

緊張性頭痛

緊張性頭痛は、最も一般的な頭痛の種類の一つです。頭が締め付けられるような痛みが、後頭部や首に現れます。不安やストレス、うつ症状などの精神的な要因が原因で起こることが多いと考えられています。

食事による緊張性頭痛の原因

食事によって緊張性頭痛を引き起こす可能性のあるものには、以下のようなものがあります。

・低血糖：血糖値が下がると、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあります。

・カフェインの離脱症状または過剰摂取：カフェインを摂取すると、一時的に血管を収縮させて頭痛を抑える効果がありますが、やめると逆に頭痛が起こることがあります。また、カフェインを過剰に摂取すると、頭痛を引き起こす可能性があります。

・単純炭水化物および加工食品の過剰摂取：単純炭水化物や加工食品を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇し、低血糖を招くことがあります。

・グルテン過敏症：小麦などに含まれるグルテンを摂取すると、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあります。

・人工甘味料または食品添加物過敏症：人工甘味料や食品添加物に含まれる成分を摂取すると、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあります。

緊張性頭痛用サプリメント

緊張性頭痛の予防や治療に、サプリメントが役立つ場合があります。

マグネシウム

マグネシウムは、筋肉の緊張を緩める働きがあります。そのため、緊張性頭痛の予防や治療に効果的と考えられています。マグネシウムの摂取量の目安は、1日250〜500mgです。エプソムソルトはマグネシウムを多く含む入浴剤で、入浴しながらマグネシウムを吸収することができます。
体もポカポカと温まるのでとっても気持ちいですよ！

ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする働きがあります。また、免疫力を高める働きもあり、緊張性頭痛のリスクを下げる可能性があると考えられています。ビタミンDの摂取量の目安は、1日1000〜5000 IUです。高用量のビタミンDを摂取する際は、かかりつけ医に相談してくださいね。

片頭痛

片頭痛は、頭痛の一種で、ズキズキとした痛みを伴うのが特徴です。吐き気や嘔吐、光や音への過敏症などの症状を伴うこともあります。

片頭痛の原因

片頭痛の原因は完全には解明されていませんが、脳の血管の異常や、脳内の神経伝達物質の変化が関係していると考えられています。また、遺伝的要因も関与しているとされています。

片頭痛の症状

片頭痛の症状は、以下のようなものがあります。

・ズキズキとした頭痛
・吐き気や嘔吐
・閃輝暗点（せんきあんてん）：視界にギザギザとした光が見える
・光や音への過敏症

食事による片頭痛の原因

片頭痛の症状を悪化させる可能性のある食品や飲み物には、以下のようなものがあります。

・チーズ
・ワイン
・チョコレート
・ナッツ類
・加工食品
・人工甘味料
・カフェイン（過剰摂取）

サプリメントと片頭痛緩和

片頭痛の予防や治療に効果的なサプリメントには、以下のようなものがあります。

・マグネシウム
・ビタミンB2
・ビタミンD
・オメガ3脂肪酸
・コエンザイムQ10
・メラトニン
・エッセンシャルオイル

カモミールやラベンダーなどのエッセンシャルオイルを、上唇に塗布したり、ディフューザーで使用したりすると、片頭痛の症状を和らげる効果があるとされています。

片頭痛のリスクを減らすために、以下の生活習慣を改善することも大切です。

・規則正しい生活を心がける
・十分な睡眠をとる
・バランスの良い食事をとる
・適度な運動をする
・ストレスを溜め込まない

片頭痛は、日常生活に大きな支障をきたすこともある症状です。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や生活習慣なども関与していると考えられています。片頭痛の症状や原因を理解し、適切な治療や予防を行うことで、症状の改善や再発を防ぐことができると言われています。

‌‌‌‌群発頭痛

群発頭痛は、頭の片側に激しい痛みが現れる頭痛の一種です。頭痛の持続時間は、通常20分から2時間程度です。緊張性頭痛や片頭痛と異なり、片側だけに生じる傾向があります。

群発頭痛の症状は、以下のようなものがあります。

・頭の片側に激しい痛み
・鼻づまり（片側）
・涙目
・瞳孔拡大
・眼瞼下垂（まぶたが垂れる）

群発頭痛は、20〜50歳の男性に多く見られます。予兆なく始まることが多く、1日数回から数十回と、発作が連続して起こることがあります。

群発頭痛の原因は完全には解明されていませんが、脳の血管の異常や、脳内の神経伝達物質の変化が関係していると考えられています。また、遺伝的要因も関与しているとされています。

群発頭痛予防にできること

群発頭痛の予防には、以下のようなものがあります。

・日常的な運動習慣
・ヨガ
・禁煙
・良質な睡眠（1晩7〜9時間必要）
・急性頭痛の治療には酸素療法が役立つ場合も

サプリメントと群発頭痛

群発頭痛の予防や治療に効果的なサプリメントには、以下のようなものがあります。

マグネシウム：血中のマグネシウム濃度が低いと頭痛リスクが高まる。推奨用量：1日125〜500mg。
メラトニン：群発頭痛と片頭痛の治療に効果的。推奨用量：1日1mg〜3mg。
クズエキス：小規模研究で効果が示されたが、さらなる研究が必要。
エッセンシャルオイル：ユーカリオイルとペパーミントオイルを頭痛の患部に塗布すると効果的。

上記は研究の結果頭痛に効果があるとされている成分です。