お茶、飲んでますか?
体にいいとされているお茶の種類と、それぞれの効能について紹介します。
美味しく健康になっちゃいましょう!入手しやすいお茶に絞って紹介しているので是非気になるお茶を見つけたら飲んでみて下さいね。
そもそもお茶って
お茶には、さまざまな健康効果が期待できると言われています。その中でも、最も広く親しまれているのは、チャノキ(学名 Camellia sinensis)由来のお茶です。紅茶や緑茶が有名ですが、近年では、カモミールやショウガ、ペパーミントなどのハーブティーも人気を集めています。
紅茶、緑茶、白茶、抹茶の違い
チャノキを原料とする多種多様なお茶の基本的な違いは、葉と芽の栽培、収穫、加工方法にあります。
紅茶は、摘み取られた後に空気に触れさせて発酵させます。発酵によって茶葉の色が茶色くなり、香ばしい風味も生まれます。しかし、一方で、ポリフェノールなどの活性化合物の一部が失われるというデメリットもあります。
一方、緑茶は、摘み取られたばかりの新鮮な茶葉を蒸して発酵を止めます。そのため、茶葉の色が緑のままで、ポリフェノールなどの活性化合物が豊富に残っています。
白茶は、緑茶の一種の中国茶ですが、芽から作られます。そのため、風味や色は緑茶よりもマイルドで、ポリフェノールやカフェインが少ないのが特徴です。
抹茶は、緑茶の一種ですが、茶葉を粉末状にしたものです。そのため、茶葉の栄養素を効率よく摂取することができます。また、カテキンなどのポリフェノールが通常の緑茶の100倍も含まれているといわれています。
緑茶
緑茶は、紅茶や白茶よりも高い健康効果が期待できます。その理由は、緑茶に含まれるポリフェノールの量が多いからです。ポリフェノールは、抗酸化作用や抗炎症作用など、さまざまな健康効果があるとされています。
具体的には、緑茶を飲むことで、以下の効果が期待できます。
・心疾患や脳卒中などの心血管疾患の予防
・がんや糖尿病などの慢性疾患の予防
・脂肪燃焼やダイエット効果
・免疫力向上
・認知機能の改善
ただし、緑茶の効果を最大限に発揮するには、十分な量を飲む必要があります。緑茶のポリフェノールの1日の摂取目安量は、400〜600mgです。これは、緑茶を1日4〜6杯飲んだ場合の量に相当します。
なお、緑茶や抹茶にはカフェインが含まれています。コーヒーや紅茶よりもカフェインの含有量は少ないですが、1杯あたり30〜60mg程度含まれているため、カフェインに敏感な人は注意が必要です。
紅茶
紅茶には、カフェインやタンニンなどのさまざまな成分が含まれています。カフェインは、覚醒作用や集中力向上、脂肪燃焼などの効果があるとされています。タンニンは、抗酸化作用や血行促進などの効果があるとされています。
紅茶を飲むことで、以下の効果が期待できます。
・覚醒作用や集中力向上
・脂肪燃焼
・血行促進
・コレステロール値低下
・虫歯予防
・口内炎予防
ただし、紅茶に含まれるカフェインは、1杯あたり約50mgです。コーヒーの半分程度ではありますが、カフェインに敏感な人は注意が必要です!
カモミールティー
カモミールティーは、カモミールという植物の花から作られるハーブティーです。カモミールには、抗炎症作用や鎮静作用などの効果があるとされています。
カモミールティーを飲むことで、以下の効果が期待できます。
・胃腸の不調の緩和
・安眠
・肌荒れの改善
・アレルギー症状の緩和
・頭痛の緩和
ノンカフェインなので就寝前にも飲めるのが良いですね。
ジンジャーティー
ジンジャーティーは、消化促進や風邪予防、美容効果などが期待できます。また、抗炎症作用や抗酸化作用などの効果も期待できます。
具体的には、ジンジャーティーを飲むことで、以下の効果が期待できます。
・風邪やインフルエンザの予防や症状緩和
・吐き気や嘔吐の予防や緩和
・胃腸の不調の緩和
・筋肉痛や関節痛の緩和
・血行促進
・免疫力アップ
コンブチャ
コンブチャは、紅茶や緑茶に砂糖などの糖質を加え、スコビー(ゲル状の菌類)を入れて発酵させて作られる発酵飲料です。コンブチャには、プロバイオティクスや抗酸化物質などのさまざまな成分が含まれています。
コンブチャを飲むことで、以下の効果が期待できます。
・腸内環境の改善
・免疫力アップ
・疲労回復
・美肌効果
・ダイエット
なお、コンブチャにはカフェインや糖質が含まれているため、カフェインや糖質に敏感な人は注意が必要です。
ペパーミントティー
ペパーミントティーは、ペパーミントという植物の葉から作られるハーブティーです。ペパーミントは、ミントのような爽やかな香りが特徴で、消化器系の健康、リラックス効果、風邪の症状の緩和、頭痛や月経痛の緩和などに効果があるとされています。
ペパーミントティーには、以下のような効果が期待できます。
・消化器系の健康の促進
・リラックス効果
・風邪の症状の緩和
・頭痛や月経痛の緩和
こちらもノンカフェインなのでカフェインを摂取したくないけどお茶が飲みたい時にぜひ!
ルイボスティー
ルイボスティーは、アフリカ原産のマメ科植物であるルイボス (Aspalathus linearis)の葉から作られるハーブティーです。ルイボスティーは、ノンカフェインで、赤褐色の鮮やかな色とまろやかな風味が特徴です。
ルイボスティーに含まれる成分には、抗酸化物質、ビタミンC、フラボノイドなどが含まれており、以下のような効果が期待できます。
・心疾患や慢性疾患の予防
・免疫機能の向上
・エイジングケア
ローズヒップティー
ローズヒップは、野バラの一種であるヨーロッパノイバラ(Rosa canina)の果実を乾燥または粉砕して作られるハーブティーです。ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれています。
ローズヒップティーを飲むことで、以下の効果が期待できます。
・ビタミンCの補給
・抗酸化作用
・免疫機能の向上
・関節の健康の維持
まとめ
お茶の健康効果を最大限に引き出すためのポイントをまとめます。
・毎日の生活に取り入れる
・適度な量を飲む
・カフェインや糖質などの成分が含まれるお茶は、摂り過ぎに注意する
美味しく楽しく健康生活を送りましょう♪
それではまた。